【再生数は必要ない】失敗例から読み解く、成功した動画・映像制作の定義
皆様こんにちは。
企業動画制作サービス「ムビハピ」で、動画コンサルタントをしている長濱瑞希と申します。
皆様、突然ですが、”成功した動画”とはどのように定義しますか?
バズった。再生回数が上がった。話題になった。等、パッと思いつくかと思います。
動画だけに限らず、様々な施策をやる場合、会社員である以上、効果測定や報告を求められますよね。
今回は、そんな避けて通ることができない報告時に困らない成功・失敗の定義についてお話をしていきたいと思います。
Contents
動画・映像制作の失敗は提案時には決まっている!?
成功した動画の定義は、企業が定めた目的で大きく変わってきます。
「そんなの当たり前だよ!」という声が聞こえてきそうですが。笑
例えば、“採用応募を増やしたい”という目的で動画を作り、会社のYouTubeアカウントに掲載したとします。その結果、以前制作をした動画よりも再生回数が10倍も増えた!しかしながら応募数は昨年よりも低かった。
この場合、果たして成功と言えるのでしょうか?
日々、企業の担当者の方と動画制作についてお話していると、手段が目的となってしまっていたり、目的を定量的に分析できない状態で進めようとしてしまっていたり。
目の前の数字やバズるという言葉に踊らされ、本来の目的を失ってしまう企業は、非常に多いのではと思います。
具体的且つ定量的に設定がされていない目的は、動画自体のクオリティといったお話の前に破綻してしまう可能性が高いと言えるでしょう。
視聴者を考えないエゴ動画になっていませんか?
具体的で定量的な目的を立てられたとしても、失敗してしまっている動画というものをたくさん見てきました。
失敗してしまう理由は、視聴者の気持ちを考えられた動画ではないからです。
制作した動画を誰に届けたいのか、そのターゲットは何を求めているのかを見誤ってしまうと動画制作は失敗に陥ってしまいます。
そういった動画は、いわば企業のエゴで作られた動画とも言えます。
では、どうすればエゴ動画でない動画の制作ができるのか。より具体的な事例を元に考えていきたいと思います!
炎上例から見る動画・映像制作の失敗について
企業動画を制作する方が一番懸念していることと言えば、炎上ではないでしょうか。あえて炎上させてやるぜ!という過激な方もいると思うのですが、昨今の風潮や大多数の意見としては、炎上は避けるものだという前提でお話をさせていただきます!
炎上してしまうと、収束の仕方にもよりますが、もともとの目的などはご破算になってしまうケースが多いと思います。
炎上≒失敗と定義させていただき、動画制作の失敗したCMを例に上げさせていただくと、資生堂の化粧品ブランド「インテグレード」が記憶に新しいのではないでしょうか。
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25歳の誕生日を迎えた主人公に対し、友人の2人が「今日からあんたは女の子じゃない」、「もうチヤホヤされないしほめてもくれない」など、ふざけながらも厳しい言葉を突きつけるという内容。
ただ、最後には、「カワイイ大人の人だっているもん!」「カワイイをアップデートできる女になるか、このままステイか、ってこと?」「なんか……燃えてきた」
と決意を新たにする――というストーリーとなっている。
この内容に対して、「女性の価値は若さとかわいさだけってこと?」など、批判の声が殺到したのだ。
それに対し資生堂側は、
「大人の女性になりたいと願う人たちを応援したいという当CMの制作意図が十分に伝わらなかったことを真摯に受けとめ、総合的に勘案しつつ、今後のPR、宣伝活動の参考にさせていただきます」
と公式サイトで発表し、CM映像を公式サイトおよびYouTubeから削除する事となったのである。
引用元:資生堂「インテグレート」批判受けCM取り下げ 「しんどい生き方助長」「25歳過ぎたら女の子じゃない?」と炎上 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1610/08/news017.html
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このCMの失敗からも、視聴者の気持ちに寄り添えなかった事が問題にあります。
芸能人を起用したり、派手な企画の動画を制作しても、本来の目的が達成できなければ本末転倒ですよね。
主観的な意見を発信した場合、視聴者に受け入れられない可能性が大いにあります。
皆さんテレビ番組を見ていても面白い又は有益な情報と感じない時、すぐにチャンネル変えますよね?
その為、テレビ業界では、“視聴率”=“いかに視聴者目線に立てたか”がキーポイントになるようです。
つまり、どれだけ客観的に物事を考えて発信できるかが大切なのです。
では、どうやってそのような動画が作れるのか?
成功する動画・映像制作の進め方
これまで動画制作に関して、目的の立て方や炎上リスクについて記載をしてきましたが、どのようにしてこれらを回避すればいいのか。
そのキーワードは、第三者視点(客観性)になります。
昨今、動画制作ツールも安価で使い勝手の良いモノがでてきて、自社で動画制作を行っている企業様も多いと思います。
ですが、対外的に発信する動画であれば動画制作会社や代理店へ外注することをオススメいたします。
何故なら、企業が考える目的が本当に正しいのか、メッセージが正しくユーザーに届くのか、など自社内で客観的に見る・考えることは難しいからです。
弊社ムビハピでは、目的のすり合わせを無料で行わせていただいております。また、制作に進みますと、元TVディレクターが第三者視点を持って企画・構成を立てさせていただきます。
ムビハピ制作陣(TVディレクター)が、第三者視点を持ち合わせている理由は、こちらの動画をご視聴ください!
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