無料相談

資料請求

動画制作コラム

【セーフティゾーン】プロの仕上がり!テロップ位置をマスターし、動画のクオリティを上げよう!

作った動画を見返した時、「なんか安っぽく見えるな〜」と感じる時ってありませんか?
その理由の一つとして、テロップ位置が正しくないということが挙げられます。

テロップを挿入する時、「見切れないようにしよう!」と、必要以上に内側に置いていませんか?
この配置が、動画の安っぽさを引き立ててしまっているのです。

このテロップが見切れない位置を業界用語で『セーフティゾーン』と呼びます。
動画編集をする上で「画面上で見えてるところなら、テロップの場所はどこでもいいの?」といった疑問や「結婚式のVTRならどこにテロップを置くのがいいの?」など、多くの方を悩ませる『セーフティゾーン』。

この記事では、セーフティゾーンを正しく理解し、「テロップが見切れない!でも、内過ぎずキレイ!」と思っていただける方が増えるよう、or「テレビみたいなテロップ」に近づけるノウハウをお教えいたします!
テロップ位置の基礎を理解して、垢抜け動画を作りましょう!

 

テロップを打つときに注意するポイント

そもそも垢抜けテロップを打つためには、気をつけなければいけないポイントが何点かあります。

それがこちら。

・フォントの種類・太さ・大きさ
・明暗差
・色差
・文字間
・適切なエッジ
・位置

「フォントの選び方だったり、明暗差なんて言われても、デザインはよくわからん」と思う方もいるかもしれません。
ですが、このポイントの中でデザインに関係なく意識するだけで変えられるものが1つあります。

それは「位置」です。
テロップの見え方は、動画が出力される端末によって変化が起こります。

つまり、その変化量と基本さえ知っていれば、センスは関係なく、誰でも再現性があるデザインを作ることができるからです。
そしてこのテロップを置く位置が「セーフティゾーン」と大きく関わってきます。

 

セーフティゾーン(セーフティエリア)って何?

 

セーフティとは、「テロップを画面全体の◯%以内に収めましょう!」という、放送局ごとに定められているルールです。
最近ではだいぶマシになりましたが、テレビは4辺が実際の映像より少し見切れてしまいます。。

そこで、あらかじめ画面が切れることを想定してテロップを内側に入れることで、文字情報を視聴者がきちんと読めるようにと、ルールを定めたのです。
少し違いますが、年賀状の縁無し印刷みたいなものだと思っていただくとイメージしやすいかもしれません。

 

セーフティの歴史

私が動画(TV番組制作)に携わった当時は、アナログ放送(画面比率が4:3)、セーフティが80%でした。
そこからデジタル放送(画面比率が16:9)に切り替わり、技術の進歩と共に4辺の見切れ幅が小さくなっていきました。
それと同時にセーフティも80% → 85% → 88% → 90% → 93%と広がっていきました。
テレビでの視野角がほぼ100%になった今では、テロップの基本セーフティは95%まで広がりました(アクションセーフは97.5%)

 

注意点 その①:最終的に動画を流すデバイス、製造時期でセーフティーは違う

先ほどもお話しましたが、セーフティは技術の進歩と共に広がってきました。
では、今のセーフティの位置で作った動画を10年前のテレビやプロジェクターで見るとどうなるでしょうか?
完全に文字が見えるとは言い切れないと私は思っています。
「自宅のテレビはそんな昔のテレビじゃない!」と思っている方もいると思いますが、結婚式場やセミナー会場のモニターの製造時期や視野角はわかりませんよね。

 

では次にYouTubeで考えてみましょう!
PCのモニターで見るということであれば、テロップは100%見えます。
でもテレビでキャストして見るとなれば、やっぱりテレビのセーフティが関係してきます。
このようにデバイスによってセーフティがバラバラで本当に困りますよね。
私も未だに困ってます(笑)

テレビ放送は各局がセーフティを決めてくれているので楽なのですが、そうではない時は最終的に視聴されるデバイスを意識して、セーフティを自分で考えることが大切だと私は思います。

 

注意点 その②<画面に写っている ≠ 見えやすい>

皆さんが使用しているスマホを見てみてください。
文字やアイコンが端から少し余白を空けて配置されていませんか?
実はスマホだけじゃなく、HPや本やポスター、雑誌など、ありとあらゆるものは文字やアイコンが少し余白を持たせて配置されているんです。
それはなぜだと思いますか?

その答えは「見やすさ」です。

端っこすぎる文字はとても見にくいです。
また、四隅に散ったテロップも、読むために眼球をたくさん動かさなきゃいけなくなるので疲れます。
「じゃあできるだけ内側に置けばいいやん♪」と、お思いかもしれませんが、テロップを内側にすればするほど、大切な映像がテロップで隠れていきますし、少し素人っぽく見えるかもしれません。
だったらどうすればいいねん!て思いますよね。

そこで出てくるのがセーフティです。

 

セーフティゾーン(テロップ位置)の基礎

セーフティは文字が切れないガイドラインだけじゃない!

セーフティの位置にテロップを置くと、内過ぎず外過ぎずの美しい画面になります。
テロップの置き位置は、基本的にセーフティーぎりぎりに置きます。
時々、気分でど真ん中に置いたり、映像の余白に置いたり……。
テロップ位置の基礎は、これだけです!
デザインするのは難しくても、これならできそうじゃないですか?

 

結局セーフティーは何%で作ればいいの?

私の経験則で書かせていただきます。※個人の感想です(笑)

 

<90%>万能セーフティ

最終的な出力デバイスがわからない時は、90%で作成することが多いです。
ただほんの少し、内側に寄ってる気がするので、画像のように文字の芯を90%に入れる感じでやることが多いです。
ほんの少しですが、それだけで画面全体のイメージが変わります。

 

<93%>一番好きなセーフティ

自分的には一番バランスが取れてるセーフティだと思っています。
最終的な出力デバイスがわからない時は、先述の通り90%でやることが多いので、少し活躍の場が少ない感じです。(でもほとんどのデバイスで映ると思います)
可能なら、93%でやることが多いです。

 

<95%>ギリギリ攻めたいセーフティ

端っこ過ぎて、個人的には少しドキドキするセーフティですね!
HPのトップで流れる時など確実にWeb上で見ることが前提の時は、映像を広く使うことができるので使用します。
でも先述のようにテロップが端っこ過ぎると見えにくくなります。
その駆け引きのギリが95%だと思ってます。

 

結婚式場で動画を流す時の注意点

ちなみに結婚式場は本当にバラバラでHDサイズ(画角 16:9)じゃないところもあるので、式場に事前に確認をとることを強く強くお勧めします。

もしわからないと言われたら、少し狭くなりますが85〜88%で作って試写。
これぐらいだと比較的大丈夫な時が多いかな?と思います。
(もし試写できないなら、80%が安牌だと思います)

 

まとめ

通常は90〜93 or 95%くらい(文字の芯:90%、座布団:93 or 95%まで)
少し広めに見えそう時は93〜95%(文字情報:93%、座布団:95%まで)

テロップは文字が読めるというのが最低条件なので
私は上記のようにセーフティを設定していることが多いです!
最終的に視聴されるデバイスを意識してセーフティを自分で考えるようにすれば、
動画のクオリティは一気に上がると思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
超主観で書きましたが、動画編集の際のご参考になれば幸いです。

 

動画制作のこと、お気軽にご相談ください

どんなご相談でもOK!
無料相談をする

30社以上の事例を公開中!
資料ダウンロード

動画制作コラム一覧に戻る

おすすめ記事

30社以上の制作事例と料金の全て 掲載している実績動画の料金を公開中!無料でダウンロード

新着コラム

コラムをもっと見る