バズる動画は必要ではない!?マーケターは知っておきたい。失敗しない動画の作り方。
皆さんは動画を制作したことがありますか?
テーマを決めて撮影したり、友達との思い出を動画にしたり企業様は商品をPRしたり、会社紹介の動画なんかもありますよね。
今回は動画を制作する上で大切なことがいくつかあるのでお伝えできればと思います。
自己紹介をさせて頂くと、私は株式会社アジアピクチャーズエンタテインメント、ムビハピでコンサルタントをしております、佐藤と申します。
弊社の特徴として、『元TVディレクターが制作に携わっています』そして、一番に伝えたいことは、“バズる動画は必要ではない”ということです。
どういうことなのか、これから説明をさせていただきます!
Contents
動画制作で最初に考えるべき大事なポイント
まず皆様は、動画制作をするときに何を考えますか?
「100万回再生される動画?」「ネットでバズる動画?」
これらを先に考えて制作すると、失敗する可能性があります。
再生数を意識して動画制作を始めると失敗すると言われ、『え!?』っと、思った皆様。多くの人に見て欲しいと思うのは、子を思う親心のように担当者であれば誰しも自然と考えてしまうことだと思います。しかし、これが動画制作で初めに陥る罠なのです。
では、動画制作をする際に、初めに考えるべきことは何でしょうか。
それは、動画を作る目的は何か?!と言うことです。
「目的?!映像化すればいいのでは!?」という方もいると思います。
しかし、「認知を拡大する目的の動画なのか」「販売促進目的の動画なのか」「商品説明目的の動画なのか」などなど、目的ごとに動画の内容や尺(長さ)、演出方法、演者のキャスティングも変わってきます。
それでは早速、動画の目的と内容の関係性についてご説明します。
先ほどありましたが、多くの方が動画を作るときに、まず拡散させる目的から考えてしまいがちです。
勿論最終的には、拡散させる方法は考えないといけませんが、最初に拡散を目的としてしまうと、伝えたい内容が薄くなります。
厳密には拡散ではなく、届けたい層(事業上理想の顧客)へリーチさせる方法ということになります。
動画でバズらせようとするとダメな動画になる理由
「有名人を起用した動画を使えば拡散もされて販売促進につながるのでは!?」と、考える方は多いのではないでしょうか?
確かにテレビCMを見ると基本有名人が紹介をされているので、そう思ってしまうでしょう。しかし、テレビCMと個人や企業で動画を制作するのでは、目的や効果が違うため、同じように作ろうとすると失敗します。
まず、認知が拡大すればするほど、効果も比例するわけではないということです。
「え!?でも人気の商品って100万回再生されているじゃないですか!?」
「バズる商品を普段私は買いますよ!!」
という考えの方は多いと思います。実際そうだと思います。
CMの多くは認知拡大を目的としていることが多いです。
好きなテレビ番組を視聴中、気になったところでCMが入り番組の続きが気になる為、そのままCMを見るとお思います。
この時、CMを集中して見る方は少ないので、内容にインパクトを与える為に有名人を起用したり、キャッチフレーズを入れ何度も視聴させることで効果が出ます。
こんな経験はありませんか?
街中で買い物をしている時、「あっ、CMで流れていたフレーズだ」。や、CMに出演してる方のポップを見て、商品を手にとるなど。
これは何度も繰り返し視聴をしたり商品の名前を聞いたことで得られる効果です。CMと自分たちで制作する動画の違うところとして
①最後まで視聴をしてもらわないといけない
②繰り返し視聴をしてくれないといけない
上記の条件を満たすことは非常に難しいことだと思います。
「じゃあ何度も視聴してもらえるように、面白い動画や有名人を起用したら視聴回数が増えて、ネットでも拡散してくれるじゃないか」と考えると思います。
では例えば、テレビCMを当てはめた例を出してみましょう。
今はどこの携帯会社もストーリー仕立てで非常に見ていて面白く、私も次回のストーリーを楽しみにしている視聴者の1人です。
実際、テレビを見ている方の殆どの方が詳しい内容はともかく、「〇〇の携帯会社のCMは?」と聞かれたら答えられるほどの認知度があると思います。
では、視聴した人たちは翌日携帯会社を乗り換えたりするでしょうか。
多くの方がCMが楽しいということで満足してしまうのではないでしょうか。
彼らはいずれ来る”乗り換え”という時期に備えて、ユーザーのマインドシェアを取りに来ているのです。toCの業界だと、ユーザーが購買行動をする時には、既に知っているブランド・商品を選ぶ確率が高いというデータがでています。つまり、顧客の脳内にないブランドや商品は、この世に存在しないモノということになります。それを避けるために、常に生活の一部として見てもらえる・認知してもらえるようにTVCMを打ち続けているのです。
これがCMと企業が動画を制作するのでは、目的が全く違うため、CMの作りを真似してしまうと失敗をしてしまう一例になります。
動画作りの目的の立て方
これは動画制作だけに限ったことではありませんが、成功に導くためにはこれを決めておくことがいいでしょう。
それは、動画のゴールを1番に決めましょう。ゴールとは、見た方にどんな行動をして欲しいのかということです。
それが、商品売り上げに繋げることなのか、会社の紹介なのか、商品サービスの理解を深めることなのか。ここから逆算をして、内容を決めていきます。
内容を決めるときには、他社には無い強みや、商品や会社を知って得するベネフィットを書き出して、一番伝えたい事を軸にして動画を作りましょう。
この2つのポイントを抑えて動画を作るだけで、十分効果の出る動画が作れるはずです。演者のキャスティングや演出方法、カメラの性能や撮り方はその次に考えることなのです。
料理も見た目が完璧でも、味が悪かったら一口で食べるのを止めてしまいますし、リピーターになんて絶対になりませんよね?
動画も全く同じです。
こちらはパーソナルジムの動画ですが、目的としては「体験入会の数を増やしたい」でした。
実績動画:体験入会の数を増やしたLP用動画
依頼を受け、ユーザーアンケートを行ってみると、
・興味はあるがどんなジムなのか雰囲気がわからない
・勧誘されたらどうしよう
といった課題があがってきました。定量調査を行い、大多数の方がそう思われているということでしたので、この中から定性調査でその理由を深堀りしていきました。
それらの結果を元に、そこでどのような雰囲気でどういう人が教えてくれるのかを満遍なく伝える動画を制作し LPに載せたところ、体験入会者の数が倍以上に増えた実績があります。
合わせて読んでいただきたい「動画制作の依頼前にここだけは確認!動画制作会社を選ぶ3つのポイント。」
まとめ
このように、見た人にどんな行動をして欲しいのかを考えて制作すると、必ず結果は生まれてきます。
・「でも内容や構成なんていきなり作れないよ・・・」
・「働いているけど自社の強みってなんだかわからないな」
と思う方もいるかもしれません。
ご安心してください。弊社は撮影や編集だけでなく、事前調査や企画・構成なども1から行います。元テレビマンのインタビュー力で御社の魅力を引き出した構成をお作りします!
内側から見えなかった新しい発見をされる方も多いです。
テレビのノウハウを活かして、視聴者の方に伝わる動画をムビハピでは作る事ができます。是非、お気軽にお問い合わせください。
お気軽にご相談ください
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