【基礎講座】動画編集でよくある音響トラブルとその解決方法を紹介!
動画編集を初めて数日。
ようやくソフトの使い方が何とな〜く分かってきて、
操作にも慣れが出始めてきた!
なんていう そこのあなた!
その動画、本当に大丈夫ですか?
画の方ばかりに気を取られて、
もう1つの大事な要素を蔑ろにしてしまっていては、
せっかくの頑張りも水の泡……。
ダサい変な動画になってしまいます!
そのもう1つの要素とは……音です!
映像を構成するのは「画」と「音」。
この2つが揃って映像作品は成り立っています。
この音のミスは、世間的にまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ多い!
こんなんで世間に出しちゃうとむしろマイナスイメージにつながるよ!?
と、そういう動画を見るたびにビクビクしてしまいます。
そんな私をビクつかせる動画の、音のミス!
頻繁に見る2つをご紹介します。
Contents
やってしまいがちな音のミス!
1.突然の爆音
ダントツ1位で多いミスがこちらです。
皆さんも視聴者として動画を見ている時に経験があるかもしれません。
「急に大きな笑い声がワッハッハ!!!!!それで〜〜〜」
みたいな。
突然すぎてすごくびっくりした!
しかもまた声が元の小ささに戻ってるし!
と、思って音量を上げ下げしている時に再び
「〜〜〜〜ですよねキラーン!!!!!!」
とかね。
音がデカすぎて耳がぶっ壊れちゃうよ!!!( ̄^ ̄)
これに関してはただのミスというだけでなく、
視聴者の聴覚に被害が及びかねないのでとても危険です。
「見ていられない!」と離れられてしまう要因にも当然なりかねません。
う〜ん、もったいない!
こちらは簡単なことで防げるのですが……解決法はまた後ほど。
2.左右のバランスがおかしい
こちらもちょいちょい起きがちなミス。
結構大きめな規模の案件でも起こっていたりもしているので、
皆さんもやってしまっていないか今一度ご確認いただきたいです。
「バランスが〜」だけだと何となくしか伝わらないと思いますので、実例をご紹介します。
とある映画の告知動画で、出演者3名が見所などを語ってくれる!という内容。
左から、美人女優のAと、ベテラン俳優Bさんという並び順。
「すごいメンバーだなあ!どんな作品なんだろう?気になるな〜」。
期待しつつ見ていると、演者が話し始めたところで……ある違和感に気が付きます。
「2人の声が左側からしか聞こえない?」
そう、スピーカーの片方側からしか声が出ていないのです!
こちらに向かって話している人の声が左右の
どちらか片方からしか聞こえなかったら違和感を覚えてしまいますよね。
というか意味が分からないですよね、この状態。
自然なのは「両耳に、同じ音量で聞こえる」です。
その設定を知ってか知らずかきちんとしていないと、
上記のようなヘンテコ状態動画が完成してしまいます。
さて、ありがちなミスがどのようなものなのかお分かりいただけたでしょうか?
続いてはこれらの解決法をお話ししていきます。
音響トラブルの解決方法
突然の爆音を解決する「クロスフェード」
まず「1.突然の爆音 問題」
これはもう単純明快、シンプルに
「爆音部分だけ音量を下げる」ことで対処できます。
「当然のことを偉そうに言うな!」
と、お思いの方々、しばし待たれよ!
ただ下げりゃ良いってもんじゃあないんです。
明らかに「編集したな?」と思われてしまうと
不自然なダサい動画から抜け出せません。
自然に、違和感なく調整することが大事。
そこで使うのが「クロスフェード」!
音楽が段々大きくなることを「フェードイン」
逆に小さくなっていくことを「フェードアウト」と言います。
これらの組み合わせが「クロスフェード」になります。
元々の音量のものをゆっくり落としていって、
次の音量を小さめに直した音がゆっくり出てくる。
これをするとガクッと音が不自然に下がるのを防げるのです!
しかしながら、この塩梅は非常に難しい!
基礎が一番大事だと多分野で聞きますが、
こちらも例に漏れずとても大事であり、難しいのです。
左右のバランスを調整する「モノラル・ステレオと、パン振り」
続いて2点目「左右のバランス」について。
こちらはほぼほぼ設定ミスです。
要因はいくつか考えられますが、大きく分けて2つ。
・モノラルとステレオの混在
・パン振り
これらを踏まえて解決法を提示したいのですが……
各々ちゃんと書くとかなり長くなってしまうので
詳しくは別の記事で書かせていただきます。
今回は説明をざっくりとだけ。
その音を「真ん中からだけ出したい」のか「左右から出したい」のか。
後者なら「どれを左、あるいは右から出したい」のか。
これらを確認して、ソフト上で設定をすれば、間違いは起こりません。
「真ん中から出したい音を、左右どちらかから出る設定」にしていると、
先程、例に挙げた動画のように大変なことになってしまうわけですね。
バグで挙動がおかしくなったり、前まで出来たことが出来なくなっていたり
と、ちょいちょい問題を起こすこともありますが、
動画編集ソフトはほとんどが優秀なものばかり。
ソフトの不具合を疑うのも大事ですが、
自身の設定ミスも考慮して対処していきましょう!
これでバッチリ!とも限らない!
「何箇所かおかしなところがあったけど、それらを直したらもう完璧!いい動画になったなあ」
「音もしっかり左右からいい感じに聞こえる〜」
大変な動画編集を終わらせて、早く安心したい気持ちは分かります。
だがしかし!そんなに甘いものではないですよ!?
音編集でやらないといけないことは、
まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ…
たっっっっっっっっくさんあります!
ただ質の悪いものを量産するのではなく、
しっかりと効果のある動画を作りたいのであれば
小さなことと思われがちですが、めちゃめちゃ大事な「音」。
ここにもこだわりをもって作っていきましょう。
お気軽にご相談ください
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