【動画制作】見積もり解体新書!これで安心、注目ポイント4点を解説!
動画制作の見積もりを制作会社に依頼したけど、
「専門用語が多くてよくわからない!」
「高額な金額が記載されている項目があるけど、本当に適正な価格なの?」
と思っている方も多いと思います。
確かにプロの目線で見ても、よくわからない項目がある見積もりや、逆にざっくっりしすぎて、本当に大丈夫?って思う見積もりをよく目にすることがあります。
ズバリ、動画制作の見積もり、注目すべきポイントは……
修正費です!
テロップの文言を変えて欲しい。。。
映像を一箇所差し替えて欲しい。。。
など、事前に双方で確認をしていても、完成した動画を修正するケースは少なくありません。
多くの見積もりには修正について記載がありますが、何も記載がない場合は、別途費用を請求される場合がありますので、確認をすることをオススメします。
ちなみに、ムビハピは修正1回分は提示させていただいた金額に含まれていますので、ご安心ください。
それでは、修正費の他に注目すべきポイントを紹介していきたいと思います。
今回は、動画制作の見積もりに記載されている基本的な項目の解説から、知っておくと失敗しない注目すべきポイントをお伝えします。
動画制作の見積もりは、制作会社によってフォーマットや項目など、様々なパターンがありますが、今回はベーシックなものを中心に紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
Contents
動画制作の見積もりの基本構成
動画制作の見積もりは、基本的に以下3つに大きく分類されます。
・撮影費(録音、照明など含む)
・編集費(映像と音声に別れることが多い)
これらに加えて、タレント・モデルの出演費や声のみの出演となるナレーター費、スタジオをレンタルして撮影する際のスタジオレンタル費などが加わることが多いです。
他にも細かい項目がありますので、この後、詳しく各項目について解説していきます。
企画、演出費の詳細
企画、演出費をまとめて制作費と記載する場合もあります。
ハリウッド映画でよく総製作費200億円!
と謳うCMなどを目にすることがありますが、この場合の製作費は映画の製作に関わる全ての金額について記載することが一般的です。
しかし、企業動画制作の場合は、主に制作進行、予算管理、企画立案、演出といった内容を制作費と記載するケースもあります。
プロデュース
主にプロデューサーが行う作業の内容となります。大まかに以下になります。
・予算管理
・制作スタッフのアサイン
・出演者のキャスティング
・動画のクオリティーチェック
・納品までのスケジュール管理
・お客様との進捗状況などのやりとり
ちなみにムビハピでは、基本的にディレクターが兼務しておりますので、プロデュース費として項目に記載するケースは少ないです。
制作進行費として算出しております。
企画案の作成
動画の骨格となる方向性を決める作業でプロデューサー、ディレクターのいずれかが行うことが多いです。
全体の方向性をプロデューサーが考え、実務に入った段階でディレクターに引き継がれることもあります。
ムビハピの場合は、担当コンサルが全体の骨格を提案し、実務をディレクターが担当するケースがあります。
演出、ディレクション
台本、絵コンテ、ナレーション原稿の作成から撮影現場での演出(映画でいう監督です)、編集スタッフなど制作に関わる全てのメンバーへの方向性の共有など動画制作の内容についての全ての責任を負う仕事となります。
ちなみにムビハピでは、企画構成費と記載することが多いです。
企画・演出費は企画の内容、数、規模などによって金額は大きく変動します。
単価は各制作会社によって異なります。
ただ、動画を作る上で肝となる部分でもあるので、あまりにも低価格な会社への発注は慎重に検討されることをオススメします。
(安い場合、台本はお客様で作成してくださいといったケースも稀にあります)
撮影費の詳細
撮影費用は、カメラ、音声、照明が基本となります。
ドローンやGoPro(高性能な小さいカメラ)などもここに記載されます。
撮影費(カメラマンと機材)
撮影費はカメラマンの人数、カメラの台数、使用するカメラのグレードによって大きく変動します。
また、撮影日数も予算に大きく影響します。
この後に記載している録音、照明も同様となります。
三脚などマストで必要な機材は金額に含まれている場合もありますが、クレーンやレールを使用した特殊機材を使用する場合は、別途、金額が加算されます。
その場合は、見積もりに記載されていることが多いです。
録音費(音声スタッフと機材)
出演者がいる場合などコメントの収録が必要な場合などに発生します。
同時に出演する人数が多い場合は、必然的にマイクの数も多くなるので、金額が大きくなります。
録音スタッフの人数は一人のケースが多いので、見積もりに記載がなければ人件費は一人分と考えて間違いないと思います。
照明費(照明スタッフと機材)
規模が大きくなく、予算も少ない場合は、カメラマンが兼任することもあります。
撮影現場の環境や演出などによって使用する照明機材の数は大きく変動します。
当然、照明スタッフの人数も比例して多くなります。
商品や料理の撮影、タレントやモデルさんの出演がある場合は、マストで必要となります。
車両費
ここでの車両費は機材と撮影に関わるスタッフを運搬する費用です。
規模が小さい場合は、ディレクターや出演者も同乗するケースもあります。
機材のボリュームや撮影現場までの距離によって金額が変動します。
遠方の場合は、飛行機代、新幹線代、宿泊費が加算されます。
ムビハピでは、基本的に撮影費にカメラ、音声、照明が含まれているケースが多いです。
カメラマンの人数などは事前にご相談させていただきますので、ご安心ください。
また、撮影に関係する費用についても簡単に説明いたします。
ロケハン費
事前に撮影現場の下見をして必要な機材の選定や演出案に変更が無いかなどを確認する作業です。
ロケーション・ハンティングの略です。
人数はディレクター、カメラマン、アシスタントディレクターが基本でプロデューサーが帯同することもあります。
遠方になればなるほど宿泊費などもかさむので、高額になります。
撮影までの日数が短いなどイレギュラーな場合は、ロケハンを実施しないケースもあります。
例えば貴社の社内での撮影などの場合でロケハンを実施しない場合は、写真の提供を求められることがありますのでお気をつけください。
スタジオレンタル費
基本的に金額は時間制になります。
また、スタジオ側が最低利用時間を設けているケースも多々あります。(最低利用時間:3時間〜)
スタジオの設備(広さ、照明の数、防音効果、家具などの設置など)によって金額は大きく変動します。
ムビハピでは、ご予算に合わせて最適なプランを提案させていただきます。
キャスティング費
大きな芸能事務所、著名なタレントさんなどは、年間契約、3カ月契約など縛りがあるケースがほとんどです。
契約期間満了後も動画を引き続き使用する場合には、都度、費用を支払うことになります。
半永久的に動画を使用する場合には、権利を買い取った状態で出演をしていただける演者さんもいます。
ただ前途のとおり、著名な方は難しいと考えていただけると無難です。
また、出演条件として競合縛りという考えがあります。
競合縛り無し
競合他社への出演など制限が無い契約のことで、出演するタレントさんの仕事の幅を制限することがないので、出演費を抑えることができます。
一方で、競合他社の商品やサービスにも出演する可能性があります。
競合縛り有り
競合他社への出演を禁止する契約です。
出演するタレントさんの仕事の幅を制限することになるので、出演費は高くなります。
一方で競合他社への出演はありません。特徴的な演者、著名な演者の場合は、競合縛り有りの契約にするケースが多いです。
メイク費
ヘアメイクも含む場合が多いです。
タレントさんによっては、必須でメイクさんをアサインするケースが多いです。
また、商品紹介とモデルさんが絡む動画の場合では、メイクさんに依頼することをオススメします。
商品のテイストに合わせた髪型やメイクをしてくれるので、より効果的に商品の魅力を伝えることができます。
スタイリスト費
出演するタレントさんの衣装を担当します。
特殊な衣装(和服やドレスなど)をメインで使用する場合は、スタイリストをアサインした方がクオリティーの高い作品になります。
フードコーディネーター費
料理を美味しそうに撮影する場合には、アサインすることをオススメします。
「食べて美味しい」と「見て美味しい」は別物です。
フードコーディネーターは、見た目を美味しくしてくれるプロです。
他にも海外ロケでよくアサインするロケコーディネーターなど、様々ありますが、今回は一旦ここで撮影費関連の説明を終了いたします。
編集費(映像ブロック)の詳細
まずは映像ブロックについてお伝えします。
編集費の項目は専門用語が多く、複雑なので注意が必要となります。
オフライン編集
編集の項目で記載が多いオフライン編集ですが、作業内容を簡単に説明すると、撮影した素材を主にディレクターが台本や絵コンテに合わせて、映像を繋ぐ作業になります。
カメラが複数ある場合は、どのアングルを使うのかの選択。
長時間収録したインタビューの場合は、どのコメントを使うのかの選択など収録した膨大な映像素材の中から台本、絵コンテに沿った動画を切り抜いて、つなげる作業です。
場合によっては、ディレクターの指示の元、編集クリエイターが行うこともあります。
オンライン編集
オフライン編集で完成した動画に手を加える作業です。
基本的に専門職である編集クリエイターが行います。
ディレクターが兼任することもあります。
作業は主に、映像の明るさや色味を調整するカラーコレクション。
字幕やテロップのデザイン&作成をして動画に入れ込む作業。
簡単な図形や表を作成する作業。
映像を加工したり、エフェクトを入れたりする作業などが基本となります。
動画の尺が長いと費用も大きくなるケースが多いです。
テロップも作成する枚数が多いとコストがかかります。
仮に10分の動画でもテロップが2枚なら、安く仕上げることができますが、5分の動画でもテロップが100枚なら、費用は高くなります。
一概に動画の尺が長い、短いで価格は決まりません。
上記以外にも編集で発生する項目をお伝えします。
アニメーション制作
実写ではなくアニメーション動画を作る場合は、撮影がないので、素材をゼロから作成して編集をする流れになります。主に以下の作業が発生します。
作画
ゼロベースでキャラクターや背景などを静止画として作成します。
イラストのテイストや細かいディティールなどによって費用は大きく変わります。
また、キャラクターの動きをリアルにするのか、紙芝居のようにシンプルにするのかでも金額に大きな差が生まれます。
キャラクターの動きが複雑になると作画する枚数が膨大になるので、時間と費用がかかります。
アニメーション加工、エフェクト加工
作画したイラストは静止画なので、動きをつけるアニメーション加工。
インパクトを持たせる演出のエフェクト効果などを編集作業の流れの中で行います。
3DCG
基本的に専門のスタッフが行います。
編集で使用するソフトとは別の専用のソフトを使い作成します。
価格は一般的に1分で100万円と言われています。
修正にも時間とお金がかかるので、制作前にクライアントと入念な打ち合わせをしてイメージを固めるケースが多いです。フッテージ費(動画、静止画購入費)
撮影が難しい状況や莫大な費用がかかる場合、専用のサイトで動画や静止画を購入する場合の費用です。
近年よくあるグリーンバック撮影などの背景は、ゼロから作成するよりも、購入した方が安価になる場合が多いです。
購入金額は動画の場合は、1動画あたり3〜5万円が多いと思います。
編集費(音声ブロック)の詳細
続いて、音声ブロックについてお伝えします。
見積もりには「MA」と記載されるケースが多いです。
何をやっているのかというと……
MA
まずは、動画にBGMと効果音を入れる作業になります。
音源は著作権フリーのものを購入して使用しております。
購入条件として、1動画に使うBGMとして購入しているので、著作権フリーだからといって、納品された動画から音楽だけを切り抜いて別の媒体などで使用することは違法となる場合があります。ご注意ください。
予算が少ないと1曲を繰り返して使う場合などありますが、ムビハピは、シーン毎にマッチしたBGMをあてていますので、1曲をループで繰り返すことは、現状ありませんので、ご安心ください。
収録した素材にノイズが入っていたり、収録環境が悪く、聞き取りづらい音声をクリアにするなど、整音と呼ばれている作業も行っております。
インタビュー中に救急車のサイレンの音がうっすら入った、携帯の着信音が入ってしまった時など不要な音声を削除することができます。
こちらも動画の尺が長いとそれだけ、チェックする箇所が増えるので、費用が高くなります。
また、撮影した素材、音楽、BGM、ナレーションの音のレベルの調整も行います。
全ての音源が同じレベルだとストレスを感じる音源になってしまいます。
心地よい音源になるように、それぞれのレベルを調整しています。
ナレーション費
こちらもタレントやモデルと同様、大きなナレーター事務所や著名な方になると年間契約など使用する期間に制限がかかることが多いです。
もちろん、買取りの条件で対応してくれるナレーターも多数います。
他にもオリジナルの曲を希望する場合の作曲費。
既存の楽曲を希望する時に発生するJASRACへの申請費などありますが、今回は、割愛させていただきます。
最後に納品時に関わる費用について解説します。
エンコード費
お客様が希望する納品形式にデータを変換する作業です。(mp4、mov、wmvなどへの変換です)
ちなみにカメラで撮影した素材は、カメラの機種によっては、特別なソフトがないと視聴できないケースがあります。
稀にカメラで撮影した素材を納品して欲しいとリクエストがありますが、お客様が視聴できるデータに(mp4など)変換することもエンコードとなります。
ムビハピは、特別なことがない限りは、編集費に組み込まれていますので、ご安心ください。
適正な見積もりを得るための条件とは?
これまで説明しましたように、動画制作の見積もりの項目は多岐にわたります。
見積もりを依頼する際には、社内である程度、方向性や内容を決めてから依頼することをオススメします。
動画の内容がフワッとしていると、見積もりを作る側の心理としては、多めに見積もる傾向が強くなります。そのため、見積もり額が大きくなってしまいます。
詳細がわかっていれば、半額できていたのに、詳細がフワッとしていたため、2倍の額の見積もりを提示され、社内の決裁が取れずに、動画制作を断念してしまうケースも少なくはありません。
正確な見積もりを提示してもらえるよう注意しましょう。
おさえておきたい見積もりの確認事項
最後に冒頭でもお伝えさせていただきましたが、提示された見積もりの中で、マストで確認していただきたい項目をお伝えします。
それは…
修正費です。
テロップの文言を変えて欲しい。。。
映像を一箇所差し替えて欲しい。。。
など、事前に双方で確認をしていても、完成した動画を修正するケースは少なくありません。
多くの見積もりには修正について記載がありますが、何も記載がない場合は、別途費用を請求される場合がありますので、確認をすることをオススメします。
ちなみに、ムビハピは修正1回分は提示させていただいた金額に含まれていますので、
ご安心ください。
お気軽にご相談ください
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